九星気学では、生まれた年、生まれた月、生まれた日から、その人の本質や適性、運命の流れ、さらには吉方位を知ることができます。
主に運勢や本質を見るのは生まれた年の九星で、これを本命星といいます。
ここでは、九紫火星を本命星に持つ人の特徴を解説していきます。
九紫火星の基本の性質
九紫火星は明晰な頭脳と炎のような情熱を持って生まれてきました。
生まれ持ったひらめき力と、ひらめいた瞬間に動き始めているような決断力と行動力が魅力的です。
子供の頃から探究心旺盛で、知識欲も旺盛。
頭の回転が早く、物事を理解するのが早いので、何をやっても短時間でモノにしてしまいます。
しかし、気分にムラが多く、ある程度できるようになると飽きてしまい、一つのことを長く続けるということは少ないでしょう。
なんでもできるけど、エキスパートにはなりきれない器用貧乏タイプかも。
記憶力も抜群で、ムダな知識もよく覚えていたりします。
会話の引き出しが多く、人を飽きさせない社交家な一面も持っています。
話し上手で華やかなので、人の注目を浴び惹きつけるカリスマ的なリーダーになっていくでしょう。
美意識も高く、最新情報を先取りする先見の明を持ち、アーティストとしての才能を持っている人が多いのが特徴です。
一方で、心の根っこには暗さが隠れています。
一度悩みが生まれると、極端に落ち込みます。
短気なところもあるため、怒りからの失敗も多いでしょう。
むしろ、九紫火星の失敗のほとんどは、短気からくるもの。
若いうちからたくさんの知識を吸収して、感情のムラをコントロールすることを身につけることができれば、才能で豊かな人生を作っていくことのできる人です。
九紫火星の恋愛
華やかな雰囲気から多くの人を惹きつける九紫火星。
しかし、好きになったり、嫌いになったり感情の起伏が激しく、また、行動の基本がその時の自分のカンや感覚の人なので、無意識のうちに異性を翻弄しトラブルになりがち。
天性の小悪魔タイプと言えるかもしれません。
恋に関しては、情熱的で積極性。
「この人だ！」とピンときたら即アプローチスタートです。
美しさに対する意識が高く、個性的な美的センスを持った人に惹かれます。
しかし、片思いであっても、アプローチの途中であっても、お付き合いの最中であっても、一度飽きてしまうと、これまでの熱情がまるでなかったかのように相手に対して無関心になります。
また、感性が合わない異性と一緒にいるぐらいなら一人の方がまし、と考えるところがあるので、お付き合いをしていても「なんか違う」と思ったらばっさり終了させてしまう潔さもあります。
そして、一つの恋が終われば、必ず次の候補が現れます。
九紫火星の結婚と婚期
結婚は、早婚と晩婚に分かれる傾向にあります。
早婚の場合、離婚に至ることも多く、九星のうちでは離婚率ナンバーワン？かもしれません。
人を惹きつけるカリスマ的な魅力を持った人なので、事業を起こす人も多く、また、結婚後、パートナーに代わり家業を継ぐような人も。
いろいろな恋を経験し、人生にも心にも落ち着きと余裕がでてくる中年期以降になると、本当にあなたの求める人に出会えます。
婚期としては、20歳、25～26歳、28～29歳、32歳～35歳、40～41歳、44～45歳ごろ。
理想と現実のギャップを乗り越え冷静になった時、本当の恋が訪れます。
若い時の結婚は若気の至りとなりそうですので、運勢に落ち着きが見えてくる20代後半から30代前半までが一番の結婚のタイミングです。
九紫火星の恋愛相性
相性としては、三碧木星、四緑木星、二黒土星、五黄土星、八白土星、九紫火星が好相性です。
三碧木星は、新しいもの好きなところがるので、あなたの個性を面白がってくれるでしょう。
四緑木星は、おだやかで優しく、九紫火星にとっては少し面白味に欠けるかもしれませんが、ついていけば安心の相性です。
五黄土星は、我が強いところがあるので、ぶつかることも多いでしょう。しかし、一度お互いを認め合うことができると、ケンカしながらも長くやっていける相性です。
同じ九紫火星とは、ペースが同じ、考え方が同じですから、恋人であっても、友人の延長のような関係、家族のような関係になっていくでしょう。
一白水星、六白金星、七赤金星は注意が必要な相性です。
一白水星は、九紫火星に対して批判的だったり否定的な態度をとることがあり、感性も意見もすべてが合わないのです。
六白金星と七赤金星は、お互いの違いに興味をひかれてお付き合いするパターンが多いのですが、お互いの良さを消しあう相性です。
しかし、七赤金星は、九紫火星の斜め上をいく個性の持ち主。
お互いに感性を認め合うことができるとよい関係が築けます。
九紫火星の仕事とお金
九紫火星は、明晰な頭脳、芸術的な才能、強いリーダーシップを与えられて生まれてきました。
頭の回転が速く器用なので、どんな仕事についても能力を発揮できます。
しかし、自分の好きや興味がすべての行動の原点になっている九紫火星。
どんなに能力があって、どんなに評価されていても、好きな気持ちや興味が持てないとテンションがキープできません。
物質欲や名誉欲、金銭欲も薄いので、あっさりとその地位を手放してしまうこともある人です。
逆に、才能と好きな気持ちが一致したときの九紫火星は最強です。
カリスマ的な存在になり、大きな成功を手にすることになります。
若いうちから興味のあることには片っ端からトライして、自分の才能がどこにあるのかを見つけ出し、その才能を使った仕事に就くことがベストです。
職業としては、学者・研究者、医師、裁判官、弁護士など頭脳労働系の専門職に向いています。
頭の良さに加えて豊かな発想力をも求められる文筆家（小説家）、マンガ家、ゲームクリエーター、作曲家、作詞家などにも向いています。
画家、イラストレーター、デザイナー、美容師、占い師など、感性がより強く求められる仕事に才能を持っている人も多いでしょう。
また、独立したり、起業する人も多いでしょう。
金銭面では、お金を稼ぐ能力はあるのですが、入ってきたら入ってきただけ使ってしまう浪費家でもあります。
貯めるということはできないでしょう。
そもそも、お金に執着というものがないのです。
自分の才能におぼれだらしない生活から、財産を無くす結果になることもあります。
九紫火星の吉方位とパワースポット
吉方位は生まれた月によって以下のようになっています。
１月、４月生まれ・・・南東
２月、５月、11月生まれ・・・北東
３月、12月生まれ・・・東
６月、７月生まれ・・・東と南東
８月生まれ・・・南西
９月、10月生まれ・・・南西と北東
この吉方位は、一生、いつでもどこでも、どんな時もあなたの吉方位になります。
この吉方位に行ける時期に吉方位に引っ越ししたり、吉方位に旅行すると開運につながります。
九紫火星にとってのパワースポットは、火をつかさどる神仏がまつられていたり、火に関連した名前を持っている寺社仏閣です。
秋葉神社、愛宕神社、また、火山（富士山、浅間山）にある浅間神社などです。
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