タロットカード、大アルカナの意味を解説していきます。
ここでは、ライダー・ウェイト版を使って説明していきます。
実際の占いでは、カードのコンビネーションなどによって意味が強まったり弱まったり、また、読み手(リーダー、占い師)のセンスによって意味が変わってくることもあります。
ここで紹介するイメージはあくまで筆者のイメージであり、意味はごくごく基本的なものです。
塔(The Tower) イメージ
塔のカードに描かれているのはバベルの塔。
旧約聖書に出てくるあのバベルの塔です。
バベルの塔は、神様によって崩壊させられてしまったわけですが、タロットの塔のカードも状況や状態が崩壊するさまを意味します。
正位置では、想定外のトラブルを表します。
恋愛では、突然振られてしまった時。
仕事では、いつも通り出勤したら会社が倒産していた。
逆位置では、想定内のトラブルになります。
恋愛では、振られる予感がすると思っていたら、やっぱり振られてしまった時。
仕事では、うちの会社やばそうと思っていたら、やっぱり倒産しましたって時。
正位置も逆位置もトラブルは起きちゃうんですよね。
正位置は想定外なので対策の施しようもないのですが、逆位置は、予想できることなのでちょっとだけ対策ができる。かも。
不吉なカードではあるんですが、壊れたからこそわかる真実を手にすることができます。
悪い例えですが・・・戦後の焼け野原から立ち上がった日本、みたいな感じです。
塔(The Tower) 意味
基本の意味 正位置
突然のトラブル、信じていたものが壊れる、今の状況は崩れるが真実がわかる、墜落、破壊、破産、倒産、破局、波乱、離婚、爆発、没落、改革、革命、戦争、安定を失う、愛が壊れる、悪い変化、完成の破壊、退学、事故、高い建物、気の遣いすぎ、病気による衰弱
基本の意味 逆位置
予想された災難、想定の範囲内のトラブル、苦しいが救いの余地あり、人員整理、高熱、急病、圧迫が続く、詐欺にあう、解放、脱出、好転、金銭的状況はよくなる、新たな始まり
塔(The Tower) 解釈例・1
片思いの相手の気持ち 正位置
お相手様は、あなたが自分に好意を寄せているとは予想だにしていない様子。
トラブルを抱えて、恋愛どころではない可能性もありそうです。
相手の様子に配慮しながらコミュニケーションを取ってみて。
片思いの相手の気持ち 逆位置
お相手様は、もしかしたらあなたが自分に好意を寄せているのかも、と思っているようです。
でも、今は恋愛にエネルギーを注げる状況ではないみたい。
コミュニケーションを取りながら、相手の状況が好転するのを待ちましょう。
塔(The Tower) 解釈例・2
恋人の気持ち 正位置
大ゲンカをしてしまったのでしょうか。
お付き合いの中では、お互いの本音をぶつけ合うことも必要なこと。
それを乗り越えられるかどうかが試されているのかも。
どうしても受け入れられないことがあるのであれば、別れの選択を。
恋人の気持ち 逆位置
お互いに、なんとなく合わないと思うところがあるのかもしれません。
小さなズレも、積み重ねればストレスが溜まっていきます。
爆発する前に、お互いに本音を話し合って。
塔(The Tower) 解釈例・3
復縁の相手の気持ち 正位置
復縁の可能性はかなり低め。
お相手様にとって、あなたは好きになる異性のタイプではなかったようです。
あなたのどこが悪いとかではなく、それだけのこと。
お互いに、ふさわしい相手ではなかったのです。
復縁の相手の気持ち 逆位置
お相手様は、復縁には積極的ではないようです。
しばらく恋愛はお休みしたい様子でもあるようです。
お付き合いをすることそのものに疲れを感じてしまっているのかもしれません。
潔くあきらめるのがベターです。
塔(The Tower) 解釈例・4
仕事 正位置
大きなトラブルがあったのでしょうか。
仕事を続けていくことに困難さが出てくるようです。
今は、立ち向かうのではなく、逃げるが勝ちでいきましょう。
仕事 逆位置
トラブル続き、不運続きなのかもしれません。
足元をすくわれるようなことが起こることも考えられます。
常にリスクヘッジを考えた言動を取るようにして。