【タロットカードの意味】愚者/The Fool/フール

タロット

タロットカード、大アルカナの意味を解説していきます。

ここでは、ライダー・ウェイト版を使って説明していきます。

実際の占いでは、カードのコンビネーションなどによって意味が強まったり弱まったり、また、読み手(リーダー、占い師)のセンスによって意味が変わってくることもあります。

ここで紹介するイメージはあくまで筆者のイメージであり、意味はごくごく基本的なものです。

愚者(The Fool) イメージ

旅にでかけようとしているのんきな姿の青年によって、人生における冒険が表現されています。

この青年は、これからさまざまな経験をして喜びや悲しみを学んでいくことになります。

今はまだ何も知らないからのんきなんですね。

でも彼(愚者)の可能性はとてつもなく大きいものです。

彼(愚者)はまだ経験も知識もないので、できないこともいっぱい。

また、普通の人と違ったことをしたりもします。

発想が自由、行動が自由、良い意味での子供っぽさを持ち続けている、そんな人です。

愚者のイメージは、お供を連れて鬼退治に行く桃太郎かな。

桃太郎は、誰もやったことのない鬼退治に出かけるわけですが、このように無謀な戦いに何の準備もなく挑んで行くようなところがまさに愚者。

だって・・・お供が道すがら声をかけた動物ですもの・・・。

正位置では、のびのびとした人、おおらかな人になります。

恋愛では、子供っぽさの残っている恋愛とか、ただ単純に楽しい!とだけ思っている恋愛です。

逆位置は、のびのびではなく、だらだら・ぐだぐだになります。

恋愛では、恋愛未経験で踏み出せずにいる人とか、部活に夢中で恋愛に興味を持てない人とか、ハナっから手を抜きまくりな感じです。

愚者(The Fool) 意味

基本の意味 正位置

冒険、旅、無邪気、ピュア、好奇心旺盛、無限の可能性、突発的幸運、軽率、無害、束縛されない人生、信じやすく騙されやすい、熱狂、愚かな行動、経験が浅い、初めてなにかをする

基本の意味 逆位置

中途半端、軽はずみで直感的な行動、傲慢、悪い習慣・経験、不規則な生活、異端者、浪費家、気づき、運命にもてあそばれる人、反社会的

愚者(The Fool) 解釈例・1

片思いの相手の気持ち 正位置

お相手様は、あなたとのコミュニケーションを無邪気に楽しんでいます。

今はまだ友達感覚ですが、恋心に変化する可能性が十分あります

異性として意識させるような行動をしてみて。

片思いの相手の気持ち 逆位置

お相手様は恋愛そのものに興味がないかもしれません。

気をひくようなことをしても、その場しのぎで心がこもっていない様子。

アプローチも効果が期待できないので、時期を待つか、潔くあきらめるのがよさそう。

愚者(The Fool) 解釈例・2

恋人の気持ち 正位置

お相手様は、あなたと一緒にいるととってもラクなよう。

気を遣わない関係を気に入っているようです。

でも将来のことはまだ何も考えてない様子

結婚を考えるなら、あなたから具体的な話をしてみて。

恋人の気持ち 逆位置

お相手様は、無気力、無関心、無感動。

あなたのことも嫌いではないけれどあまり関心がないみたいです。

この方との恋愛はいずれ行き詰ることになるでしょう。

愚者(The Fool) 解釈例・3

復縁の相手の気持ち 正位置

お相手様は、楽しかった時をたまに思い出しはするけれども、復縁したいとまでは思ってない様子。

誰かとお付き合いするよりも、今は自由でいたい気持ちも強いので、コミュニケーションを取りながら恋愛モードになる時期を待ちましょう。

復縁の相手の気持ち 逆位置

お相手様は、しばらく恋愛するつもりはないようで復縁には後ろ向き

恋愛がめんどくさいと感じているのかもしれません。

連絡をしてもよい返事はなさそうです。切り替えましょう。

愚者(The Fool) 解釈例・4

仕事 正位置

スポンジのようにいろいろなことを吸収できるとき。

好奇心を持って仕事に取り組むと、周囲の評価もあがります。

自分でも気づかない才能があるかもしれません。

色んなことにチャレンジして。

仕事 逆位置

その仕事には興味を持てていますか?

周囲の人の評価もイマイチなようです。

興味が持てない仕事であれば、転職も視野に入れて。

監修・文責 瑚河 慧(こかわ けい)
占い師・ヒーラー。
都内有名占い館での対面鑑定を経て独立。
対面による占い鑑定、ヒーリングセッションのほか、占いレッスン、電話鑑定、メール鑑定、電子書籍やコンテンツの執筆・監修などを行う。
鑑定については 瑚河慧オフィシャルサイト をご覧ください。

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