タロットカード、小アルカナの意味を解説していきます。
ここでは、ライダー・ウェイト版を使って説明していきます。
実際の占いでは、カードのコンビネーションなどによって意味が強まったり弱まったり、また、読み手(リーダー、占い師)のセンスによって意味が変わってくることもあります。
ここで紹介するイメージは、あくまで筆者のイメージであり、意味はごくごく基本的なものです。
ペンタクルの3(Pentacles 3) イメージ
ペンタクルのスートは、お金や物質に関することがテーマ。
※スートの意味はこちらから
ペンタクルの3のカードには、教会のような場所で話し合う3人の人物が描かれています。
この3人は、教会の牧師(神父)さんと、依頼主と、職人です。
もしくは、依頼主は職人の雇い主かもしれません。
いずれにしても、立場の違う3人が話し合っている場面が描かれています。
日本に置き換えると、神社の神主さんと、神社に額を奉納しようとする依頼主(もしくは職人の雇い主)と、額を作る職人になります。
ペンタクルの3の主人公は、職人です。
この職人は、自分の技術に絶対の自信を持っています。
どんなに偉い人を前にしても自分の仕事を全うします。
妥協はしないザ・職人なのです。
正位置では、プロフェッショナルを意味します。
スキルアップを怠らないプロ中のプロです。
ノーベル賞受賞者や人間国宝もペンタクルの3のイメージですね。
逆位置は、まだ半人前。
ニュアンスとしては、自分では半人前を認めてない半人前に近いかな。
いっちょ前の職人面してニッカポッカ(大工ズボン)はいちゃってるけど、恰好だけ・口だけのケツの青い野郎ですね。
口だけは達者なんだから!って言われる若者です。
ペンタクルの3(Pentacles 3) 意味
基本の意味 正位置
自らが選んだ分野での達成、職人、専門分野での才能、仕事や教育に関する成長、昇進、ビジネスマン、認知、栄誉、学位、賞賛、理解、優れた手腕、芸術的才能、収入が増える、精神面での充実、スキルアップ・学びの必要性、家族ぐるみの恋愛
基本の意味 逆位置
半人前の技術、才能がない、技術不足、いい加減な試み、技術や能力の出し惜しみ、努力をしていない、能力の過信、浅い考え、未熟、だらしない、弱さ、無知、怠惰、偏見、軽率、ぱっとしない結果、投資の才能なし
ペンタクルの3(Pentacles 3) 解釈例・1
片思いの相手の気持ち 正位置
お相手様は、真面目な想いであなたとの交際を望んでいるようです。
あなたのことを、将来を考えられる相手だと考えている様子。
お相手様から、真剣な告白がありそうです。
片思いの相手の気持ち 逆位置
お相手様は、恋愛に真剣さを持っていない方みたい。
特に今は、1対1の真面目な恋愛は求めていないようです。
進展はあきらめるのがあなたのためでもあるでしょう。
ペンタクルの3(Pentacles 3) 解釈例・2
恋人の気持ち 正位置
お相手様は、真剣に結婚を考えている様子。
お互いの家族を大切にできる相手だとも思っているようです。
誠実に愛をはぐくんでいける相手です。
きちんと段階を踏んで、結婚へと進んでいくでしょう。
恋人の気持ち 逆位置
お相手様は、将来のことは考えていない様子。
お付き合いをやめるつもりはありませんが、先行きのことも考えてないのです。
精神的にまだ未熟なのかもしれません。
あなたが早めの結婚を望むなら、ほかの出会いに目を向ける選択を。
ペンタクルの3(Pentacles 3) 解釈例・3
復縁の相手の気持ち 正位置
お相手様も復縁を望んでいるようです。
人生を考えたとき、一緒に頑張っていける相手はあなたなのではないか、と思い至ったようです。
お相手様から、結婚を前提とした復縁の提案がありそう。
復縁の相手の気持ち 逆位置
お相手様は、復縁は考えていないようです。
すでに新たな恋のお相手がいるみたい。
また、恋愛やパートナーシップそのものに真剣さが足りないようです。
復縁はあなたにとってマイナスでしかありません。
ペンタクルの3(Pentacles 3) 解釈例・4
仕事 正位置
プロの仕事、と周囲からほめられることも多いあなた。
あなたの誠実さとスキルは誰からも称賛されていることでしょう。
昇進・昇格・昇給も期待できます。
さらなるスキルアップ、資格取得にもよいタイミングです。
仕事 逆位置
口先ばかりの人、と周囲の人から思われているかもしれません。
意見をするだけでなく、率先して行動することも忘れずに。
転職は、専門的な資格を必要とする仕事がよさそうです。
職人の世界に飛び込むのもアリ。