タロットカード、小アルカナの意味を解説していきます。
ここでは、ライダー・ウェイト版を使って説明していきます。
実際の占いでは、カードのコンビネーションなどによって意味が強まったり弱まったり、また、読み手(リーダー、占い師)のセンスによって意味が変わってくることもあります。
ここで紹介するイメージは、あくまで筆者のイメージであり、意味はごくごく基本的なものです。
ワンドの9(Wands 9) イメージ
ワンドのスートは、仕事に関することや、争い・競争がテーマ。
※スートの意味はこちらから
ワンドの9のカードは、争い・戦いから身を守ることを表しています。
ワンドの9のカードを見てみると、頭に包帯を巻いてワンド(棒)を持っている人物が描かれているます。
表情は、這う這うの体、命からがら、といったところ。
正位置では、争いから逃れて、なんとか身を守り切れることを表しています。
以前も同じような危うい状況になったことがあるので、その時の経験が活かされます。
二の轍は踏まない、同じ失敗はしない、という感じです。
恋愛では、過去の恋愛での失敗を繰り返さない信念を持って恋愛に向き合える状態。
逆位置では、争いから逃れられなかったり、身を守り切ることができないことを表します。
同じことの繰り返し、同じパータンでの失敗、負のループから抜け出せない、というようなイメージです。
恋愛では、以前と同じようなことで恋を失うようなとき。
成長しないなってところでしょうか。
復縁しても同じことの繰り返しになる、なんてときも出ます。
ワンドの9の逆位置は、守りきる信念に欠けるって感じでもあるので、本当に守りたいものなのかということを問いかけるカードでもあります。
ワンドの9(Wands 9) 意味
基本の意味 正位置
防衛力、守りにおける勇気、以前に経験したトラブル、過去の経験で守りきる、権利を維持できる、与えられた環境の中で最善を尽くす、問題は終わっていないので注意し続けることが必要、体調の改善と回復、物事の到達の手前(もうひと頑張り)、胸突き八丁
基本の意味 逆位置
問題は過去にある、臆病さから同じトラブルにあう、以前と同様のトラブルで失敗、妥協や協調を知らない、不信、災難、頭のケガ、人間関係のごたごた、ルールを無視した攻撃を受ける、病気、弱さ、恐れが自己主張を邪魔する、守り通せないもの(本当に守りたいものか?)
ワンドの9(Wands 9) 解釈例・1
片思いの相手の気持ち 正位置
お相手様は、あなたに恋愛感情を抱いているようです。
でも、過去の恋愛の失敗をひきずっていて、なかなか恋愛に積極的になれないところもあるみたい。
うまく進める自信がないのですね。
あなたからやんわりアプローチしてみて。
片思いの相手の気持ち 逆位置
お相手様は、恋愛をする自信がないようです。
過去の恋愛の失敗から、恋愛に踏み出すことができずにいるみたい。
何気ないコミュニケーションを重ねるところからやっていきましょう。
ワンドの9(Wands 9) 解釈例・2
恋人の気持ち 正位置
お相手様は、二人のお付き合いを守り通したいと思っているようです。
ケンカや障害でめげそうになったこともあるようですが、強い信念を持っています。
二人の関係がゴールを迎えるまであと一歩のようです。
恋人の気持ち 逆位置
二人のお付き合いは停滞期に入っているかも。
お互いに、同じことの繰り返しだと思うことがあるのかもしれません。
解決すべき問題を解決せずにきてしまったのかもしれません。
どうしても納得ができない問題があるなら、とことん話し合いを。
ワンドの9(Wands 9) 解釈例・3
復縁の相手の気持ち 正位置
お相手様は、あなたとの復縁を望んでいるようです。
次は同じ過ちはしない、と強く思っているようでもあります。
お相手様の準備が整い次第、復縁の提案がありそうです。
復縁の相手の気持ち 逆位置
お相手様は、復縁にはあまり前向きではないようです。
復縁しても同じことでケンカをすることになる、またうまくいかないに違いないと思っているよう。
別れたときの問題をしっかり話し合って解決して。
復縁はそれからです。
ワンドの9(Wands 9) 解釈例・4
仕事 正位置
あなたの過去の経験(失敗)が活かされるとき。
二の轍を踏むようなことはないでしょう。
強い信念によって、今の仕事、今の地位を守り切ることができます。
仕事 逆位置
同じ失敗を繰り返すようなことがありそう。
過去の失敗、過去の問題をしっかり解決しておきましょう。
失敗を回避できるだけでなく、仕事への自信も強まります。